高齢者は年齢とともに体の機能が衰えてきます。すると、気力が萎えてしまう他、元気が出てこなくなることも多く、ついつい面倒になって自ら外部との交流を制限してしまうことがあるようです。しかし、家にこもりがちになってしまうと、誰かと喋ったり、一緒に体を動かしたりといった交流を通じたふれあいが少なくなってしまいます。そして、このような刺激の少ない生活が続くと、体の機能はますます低下していき、介護が必要な状態になってしまうと言われています。したがって、高齢者がいつまでも元気に暮らしていくためには、外部とのふれあいが非常に重要な意味を持ってきます。>>>参照サイト/高齢者の心身を守る「ふれあい」の力
高齢者が他人とふれあう機会を増やしていくためには、近所の公共コミュニティに足を運ぶことが有効です。例えば公園はその一つで、老若男女様々な人が集まりやすい場所なので、色々な人と話をする絶好の場となるでしょう。しかも、直接誰かと接することがなくても、他人の行動を目にしたり、話を聞いているだけでも刺激になるため、家族や周囲の人が連れ出してあげるといいかもしれません。
高齢者はどうしても加齢とともに社会参加の機会が減少していくので、外部との接触機会はとても重要です。特に定年退職後に趣味をなどを通して人とのつながりが持てないと、孤立しやすくなり、生きる活力が失われます。一人暮らしの高齢者は特にその傾向が強く、外に出ないと周囲もその存在に気づけなくなるといった問題点も生じます。したがって、このような問題点を改善するためには、本人の心の持ち方と周囲の気配りと併せて、行政の取り組みが鍵になります。高齢者と地域住民とがふれあえるイベントを企画したり、高齢者でもできる地域貢献を呼びかけるなどの工夫が必要だと思います。